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品評会

らんちゅうは品評会の文化が定着している金魚の中でも、特に品評会が発展しています。宇野系らんちゅうの場合は、各地の愛好会ごとに行われます。宇野系らんちゅうはその血統、特徴に重きをおきますから、初心者の方は美しい宇野系とはどんなものなのか、見るだけでも参考になるかと思います。参加されているベテランの方々から色々お話を聞く機会もあるかもしれません。一度ご覧になることをお勧めします。

1、品評会の概要とマナー

宇野系らんちゅうの品評会は、主催する愛好会ごとに開催日時、場所が異なります。事前に各会のホームページなどで情報を確認しましょう。

品評会はおおむね9下旬〜11月初旬に開催されますが、中には二歳魚限定の品評会を4〜5月、当歳魚の勉強会を随時行う愛好会もあります。
審査開始は日が高くなってからですが、その前に水温合わせなどの目的で用意されたため池にらんちゅうが集められています。そこで鑑賞すると一度に全体の傾向を見る事が出来ます。
審査は当歳魚、二歳魚、親魚(三歳魚以降)に分けて行われます。白い洗面器の中で泳がせ、上見でその全体的な形、肉瘤の美しさ、色彩、泳ぎ方を審査し、「東大関」「西大関」を筆頭に相撲の番付のように順位を付けていきます。会によって即売会やオークションなどイベントも行われますから、好みのらんちゅうを購入する機会でもあります。

鑑賞の際は、他の方々の視線や撮影を邪魔しないようにお互いにマナーを守りましょう。
特にらんちゅうを泳がせようとして洗面器のふちを叩くなどもってのほかです。また喫煙、飲食もしないようにしましょう。

参加者の方々が手塩にかけて育てられた事を忘れずにらんちゅうにストレスをかけないように気をつけて、自分も周りも楽しく鑑賞できるよう心がけて下さい。

2、品評会に参加するには

宇野系らんちゅうの飼育にとって品評会参加は大きな経験になります。目標として意識する事も良いのではないでしょうか。

品評会に出品したい場合は、基本的に愛好会への入会が必要となります。各会の情報を集め、好みの会に入会しましょう。当然ですが、必ず宇野系らんちゅうの愛好会を選んで下さい。別系統の品評会は評価基準がまったく違いますし、そもそも愛好会で得る様々ならんちゅう情報も異なりますからあまり参考になりません。できれば地理的に近い場所を所在地とする会が良いと思います。品評会に参加する際、移動距離が少なくらんちゅうのストレスを軽減できるからです。

出品及び当日の具体的な行程などは所属する会によって違いますから、事前によく確認してください。共通して注意する点は、出品するらんちゅうの画像を直前に撮っておく事。自分の飼育環境を品評会に持ち込まない、逆に品評会の水環境を自分の飼育槽に持ち込まないように注意する事。出品中は品評会のルール及び係員の指示に従う事です。

出品らんちゅうの画像は、他のらんちゅうと見分ける際に念のために所持しておきます。

水環境の注意は、品評会の後に多いと言われる病気の発症を防ぐ為です。ため池にらんちゅうを入れる時には、移動に使用した飼育水を混ぜてしまわないように気をつけて下さい。

出品後のらんちゅうは数日間は別の飼育槽で様子を見て、必要なら塩水浴や薬浴をして体調を整えてから通常飼育に戻す事をお勧めします。

3、主な宇野系らんちゅう品評会

宇野系らんちゅうの愛好会は全国各地にありますが、協会系のように体系的な組織はなく、宇野系の審美観に共感した方々がそれぞれ立ち上げています。情報発信の方法もそれぞれです。

ここでは品評会を主催する主な愛好会を敬称略、品評会の開催月別でご紹介します。

※日時や会場場所が変わったり開催されない事もありますので、事前に確認して下さい。

【9月下旬】

【10月上旬】

  • ・東北らんちゅう愛好会(青森県弘前市・サンワドー弘前堅田店)
  • ・鶴来らんちゅう友の会(石川県白山市・パーク獅子吼ふれあい館前広場)
  • ・全日本らんちゅう愛好会富士支部(静岡県富士市・JA富士市田子ノ浦支店)
  • ・琵琶湖金鱗会(滋賀県大津市・琵琶湖ホール左横公園)
  • ・守口金鱗友の会(大阪府守口市・大宮中央公園)
  • 日本宇田川らんちゅう愛好会(兵庫県姫路市・坊勢漁協とれとれ市場横)

【10月中旬】

【10月下旬】

【11月上旬】

  • ・愛知らんちゅう愛好会(愛知県稲沢市・稲沢市役所平和支所)
  • ・守口京都らんちゅう会(大阪府守口市・大宮中央公園)
  • 全国純宇野会(兵庫県揖保郡・網干池)
  • ・九州愛らん会(福岡県中津市・場所不定)